令和2年度(2020年度)広島大学英語大問3の解説

こんにちは!進学空間Move高校部特別講師の諏訪です。

この記事では、令和2年度(2020年度)広島大学英語大問3の解説をします。

広島大学合格のための対策や受験勉強に役立ててください。

令和2年度(2020年度)に限らず、広島大学の英語は大問3で長文読解が出題されます。

長文の文脈に応じた単語の語義・熟語知識・文法事項を問う問題や全体の内容が読み取れているかどうかの問題が出題されています。

解説に入りますがその前に、手元に令和2年度(2020年度)広島大学英語の問題を必ず用意してください。

あと、できれば自力で解いた後にここから先を読むようにしてください。

用意し、解きましたでしょうか?

では、解説に入ります。

問1

全体の内容が読み取れているかどうかの問題です。

この問題が問1に設定されているのが厄介ですね。

解く順番は問3⇒問2A⇒問2B⇒問4⇒問2C⇒問1⇒問5とするのが自然な流れです。

この問1に関しては、「いきなり解こうとせず、後に回せたかどうか」が最大のポイントとなります。本文全体を通読したうえで問1を解くようにしてください。

(a)「violently」(暴力によって、激しく)が×です。

第6段落9行目により、彼女たちが行ったのは「ストライキ」であることがわかります。その後、「署名してスピーチして行進した」という描写もあります。ここから、暴力的な行動はとっていないことが分かります。

(b)「(she) was scolded by a teacher」が×です。

この選択肢が述べている出来事(スクールバスに乗り遅れた話)は第4段落にあります。

そのなかで、「彼女が遅刻して先生に叱られた」という描写はありません。よって、×と判断します。

(c)○です。第6段落で述べられています。○と判断するための最大のポイントは、選択肢の「organize」(組織する)の言い換えが本文中の「rounded up a group of students」(学生の集団を集めた)であると判断できるかどうかです。

(d)「immediately」(すぐに)が×です。第7段落に、彼女が抗議を開始した直後は「新しい建物を建てる約束は得られず」、「あいまいな脅し(『保護者達が困ったことになるぞ』という脅し)」がなされたということが書いてあります。

問2

(A)

ポイント

①前置詞+関係代名詞の節(in whichからはじまる節)が説明している名詞(先行詞)が

「Supreme Court case(最高裁の判例)」であること。

②節のなかには完全文がくることから、「the justices」がS、(A)がV、that節が目的語であるという文構造が明確になります。

③目的語にthat節をとる動詞はすべて、思考または発言を示します。そこで、この節では

「裁判所が判例において何を考えたか/発言したか」ということを述べていると分かります。

判例で裁判所が発言するのは「判決」です。それに該当する条件を満たす動詞を答えればOKです。

①②③より、「ruled」が正解だとわかります。動詞「rule」には「支配する」「裁定する」といった意味があります。

また、③の判断ができれば消去法で「ruled」を選ぶこともできると思います。

(B)

ポイント

①「make it」に「うまくやり遂げる」「間に合う」といった意味がある知識と、ここでは「成功させる」「間に合う」=「スクールバス以外の手段で学校に遅れないようにする」ことの読み取りを行う。

②「遅れないようにする」に注目し、「(B) time」が「in time」(間に合う)か「on time」(時間通りに)であると考える。

①②と選択肢より、(4)の「on」が正解です。

(C)

ポイント

①選択肢をみて、「接続詞」「論理接続の副詞」を論理構造にしたがって選ぶ問題であることを判断する。

②空欄前:「生徒たちは(抗議行動で)2週間帰宅しなかった。」

③空欄後:「新しい建物の約束ではなく、脅しをうけた。」

④②③より、「抗議活動をしたものの、その目的は果たされなかった」という関係がわかります。

⑤「接続詞/論理構造の副詞+文①、文②.」という構造の文において、従属接続詞のうち逆接の意味をもつものを文頭におくと、「文①⇔文②」という対比ができあがります。

 しかし、この文では「前の文⇔空欄(C)を含む文」の対比があります。

 (「rather than」があることにより、空欄(C)の文中でも「建物の約束」⇔「脅し」という対比も形成されています。)よって、従属接続詞を答えてはいけないと判断します。

 (AlthoughとWhileは従属接続詞です。)

⑥despiteは前置詞です。前置詞は「前置詞+名詞」の形をつくるので、今回は×です。

⑦等位接続詞Butは普通、文頭においてはいけないと言われています。

 しかし、消去法的にこれしか答えられないということとここで適切なのは「However」であるものの、それでは逆接の論理接続の副詞が「However」「rather」で2つ続いてしまう、とう事情があることを考えます。

以上①~⑦より、Butを正解とします。

問3

ポイント 

①「more than」があるので、対比構造が形成されていると判断する。

②「彼女が望んだこと」⇔「彼女が達成したこと」の対比であることを判断する。

③「彼女が達成したこと」が第2段落の傍線部直後に書いてあることに気付く。

①②③より、解答例は

「バーバラは自分たちの学校の設備における人種差別をなくすということだけでなく、学校における人種差別を違憲とした1954年の最高裁判所の判決をもたらした訴訟に参加したことで合衆国の教育制度全体を変える手助けをした。」となります。

問4

ポイント:「from A to B」に注目します。「from the principal to the teachers」となります。

     「?から先生たちへ」となるので、先生たちに「tell」つまり指示を出す人を選びます。

これより、「headmaster」(校長)が正解だとわかります。

問5

(1)「according to the ratio」(割合に沿って)が×です。

  第6段落によると、白人の生徒より黒人の生徒のほうが多かったですが校舎は白人用のもののほうが広かったようです。

(2)「but also gender」が×です。女性差別の話題は登場しません。

(3)○です。ほぼ問3の内容です。

  選択肢の「contribute to」が本文の「help」で言い換えられること、選択肢の「the civil rights movement」(公民権運動)の目的が人種差別の撤廃であり、それが本文中で「racial segregation in school was unconstitutional」(学校での人種隔離は違憲である)と示されていることがポイントです。

(4)「not anything but A」は「A以外はない」という強い肯定の意味になります。

  ここでは、「活動家や擁護者以外は何もしなくてよい」ということになります。、また、「人種差別は完全になくなった」ともあります。このようなことは述べられていませんね。×です。

  ※一般的に、主張が強すぎる選択肢は×になりことがほとんどです。

   「絶対に~になる。」「必ず~になる。」「~以外になることはない。」などです。

   注意してみてください。あくまでテクニックなので、例外もあり得ますが。

以上が、令和2年度(2020年度)広島大学2英語大問3の解説となります。

あなたの広島大学受験対策の一助となれば幸いです。

ではまたほかの記事でお会いしましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です