令和2年度(2020年度)広島大学英語大問2の解説

こんにちは!進学空間Move高校部特別講師の諏訪です。

この記事では、令和2年度(2020年度)広島大学2英語大問2の解説をします。

広島大学合格のための対策や受験勉強に役立ててください。

広島大学英語2次試験の英語大問2

令和2年度(2020年度)に限らず、広島大学の英語は大問2で会話文が出題されます。

会話文ならではの表現、つまりカタい評論文では滅多にみかけない表現の意味が問われます。また、会話の流れが理解できているかが非常に重要です。その際に注意すべきなのが「in」などの基本的な前置詞や「make」などの基本動詞の意味・ニュアンスです。これらの語句は使用頻度が高いため、様々な意味・ニュアンスを持ちます。前後の語句とのつながりなどから意味を推測していきましょう。

解説にはいるまえに

解説に入りますがその前に、手元に令和2年度(2020年度)広島大学英語の問題を必ず用意してください。

あと、できれば自力で解いた後にここから先を読むようにしてください。

用意し、解きましたでしょうか?

では、解説に入ります。

問1

(A)

favour=「親切」です。

「Could I ask a favour?」「Will you do me a favour?」など、第4文型のO2に用いられている表現の出題が圧倒的に多いです。

上記例文の”ask” ”do”はどちらも第4文型(SVO1O2)です。

「SがO1にO2を与える」という意味になります。

したがって、「Could I ask a favour?」は直訳すると「1つ親切をお願いしても良いですか?」という意味になります。

人に何かをお願いするときに用いる決まり文句です。覚えておきましょう。

ちなみに、割とカジュアルな表現なので、ビジネスでは”Could you please~?”を用いると覚えておいてください。

(大学進学後のTOEIC対策です!)

(B)

基本動詞「find」の出題です。

findは「SVOC」=「OがCだと気づく」という用法があります。

OとCには「S⇒P」(主語と述語)の関係があるため、

“it is (B)“という文を完成させればOKです。

文法的視点から正解を絞ります。

「S is interested」=「人が興味を抱いている」

「S is interesting」=「Sが(誰かに)興味を抱かせている」=「Sが面白い」となります。

受験英語では「感情動詞の語法」と呼ばれる項目です。

頻出事項なので、手元の文法書・問題集などで確認をお願いします。

この文法知識より、正解は(2)interesting(4)uninterestingのどちらかに絞られました。

あとは会話文の流れで判断です。

ナオミ:「それ、ホラーなんでしょ?」

ジョーンズさん:「まあね。でも描かれているテーマは深いわよ。興味深いと感じるかも/興味を持てないかも。」

となります。

「でも」(逆接)に注目です。対比構造をつくります。

「ホラーなんでしょ?(私、ホラーは嫌です)」⇔「気に入るかもよ」(「嫌」の逆)

でないと対比構造にならないので、答えは(2)となります。

(C)

会話文の決まり文句からの出題です。

ナオミ:「彼女の本を借りていいですか?」

ジョーンズさん:「C」「はい、どうぞ。」

この流れから、「C」には「OK」などの了承を意味する表現が入ります。

そこで、「sure」(もちろんいいですよ!)が答えとなります。

(D)

動詞の語法を問う問題です。

(D)に入る動詞は「V me (that) SV」の形をとっています。

①人を目的語にとる②that節を目的語にとる

この2つの条件を満たす動詞を選びます。

答えは(4)tellingです。

「伝える」の意味のtellには

「tell 人 名詞節」「tell 人 to V」「tell 人 of Ving」「tell 人 that SV」といった語法があります。英作文で重宝する動詞です。必ず覚えておきましょう。

また、tellには「区別する」という意味もあります。その場合は「tell A from B」となります。

問2

(ア)

「brush up」はビジネスの場では日本語として使われています。

「プレゼンの表現をブラッシュアップする」「企画概要をブラッシュアップする」などの使い方で、「改善する」といった意味で使います。

したがって、その意味をもつ選択肢を選びます。

今回の選択肢のなかでは、「boost」が「加速させる」「高める」などの意味をもつため

もっともふさわしいと考えられます。

こちらも「スマホをブーストする」などの形で日本語に定着しているようです。

(イ)

「pick」は「拾い上げる」という意味から派生して「選ぶ」という意味を持ちます。

日本語では「ピックアップする」の形で定着しています。

「今年のニュースベスト5をピックアップしてお伝えします。」

「時間がなかったので、重要な事項だけをピックアップして覚えた。」

などの使われ方です。

よって、「choose」が正解です。

(ウ)

これは文脈で判断するのが得策といえる問題です。

ナオミ:「チャーリーは男性・女性どっちなの?」

ジョーンズさん:「どちらでもないのよ。」

ナオミ:「ウよ、ジョーンズさん!」

という流れです。

「どちらでもないなんてありえないでしょ!」というナオミの意図を読み取ります。

すると、「play a trick」(ばかにする、いたずらする)がその意図に合致することがわかります。他の選択肢に使われている「make OC」=「OをCにする」にも注意しておいてください。

(エ)

(ウ)に続いて知識ではなく文脈で判断する問題です。

ジョーンズさん:「ナポレオンが豚なのよ。」

ナオミ:「(エ)!子どもが書いた話なの!?」

という流れです。

そこで、「まさか」「そんなばかな」などの意図を表す表現を答えることになります。

そこで、“That sounds very unusual”(変な話だわ!)を答えます。

問3

ポイント

①”stuff”は漠然と「もの」を表す⇒具体化する必要がある⇒本(『フランケンシュタイン』)。

②(1)はSV+前置詞+名詞になっている=第1文型⇒Vは存在か移動を表す。

 ⇒「私はその本のなかにはいません」

③会話の流れを考える。

 ジョーンズさん:「『フランケンシュタイン』はどう?」

 ナオミ:「私はその本のなかにはいないわ」「ホラーなんでしょ?」

 ジョーンズさん:「まあね。でも描かれているテーマは深いわよ。興味深いと感じるかも。」

 以上の流れから、「私はその本のなかにはいない」=「私は『フランケンシュタイン』は読みたくない」と考えます。

したがって、答えは「ナオミが『フランケンシュタイン』は読みたくないと言っているということ。」などとなります。

問4

これまでの設問における解説でも再三登場している通り、

“deep”は「深い」、つまり内容が充実していることや示唆に富むものであることを表しています。

その意味を表す単語を探しながら会話を読みます。

すると、”profound”(深い、重要な)を発見できます。

単語暗記をしていなくても、推測可能です。

“Although”(逆接)が形成する対比構造に注意します。

「動物の話」⇔「実際にはかなりprofoundな話」

と考えると、”profound”には「単なる動物の話ではない」=「深い話」と推測できます。

問5

(1)

“encourage 人 to V”に注意です。「OがVするよう薦める」という意味です。

「ジョーンズさんはナオミに『フランケンシュタイン』を薦めていない」ということになります。これは×です。「How about~?」は人に何かを薦める表現です。

(2)

×です。女性の作家は3人登場します。「マリー」「ジェーン」「ジョージエリオット」の3人です。”any other”の箇所が「女性が書いた別の本」となるので、既に1つ女性が書いた本が登場していることが分かります。そこから「マリー・シェリー」が女性であると判断できます。

(3)

○です。

お気に入りの本を尋ねられたジョーンズさんは、「筆者がアメリカを横断した経験についての旅行記」を答えています。

(4)

最終行で“I’ll go for the fable next ”とあるので、「そのfableを読んでみるわ」と答えていると分かります。fableは寓話・神話ですが、それは分からなくても大丈夫です。少なくとも、それが13行前の「Travels with Charley」でないことは確かですね。

ということで、×と判断できます。

以上が、令和2年度(2020年度)広島大学2英語大問2の解説となります。

あなたの広島大学受験対策の一助となれば幸いです。

ではまたほかの記事でお会いしましょう!

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